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いま一度、コロナが大きなビジネスリスクであることを
新変異株の急拡大により多くの地域にまん延防止適用方向となっているが、効果が限定的でそれ以上に拡大の勢いが止まらない。従来型とは異なり、若年層にも広がっており、高齢者施設よりも学校や家庭内感染が多く、家族全体隔離や待機が特徴のひとつ。一つ屋根の下で住んでいる以上、家族の一人が感染すれば、同居人は基本的に濃厚接触者となる。そうなれば、家事の負担が増え、仕事を休んだりせざるを得ない。リストラを進めてきた企業においてもテレワークをすすめつつ、社員が多く休まれると事業運営は変更をせざるを得ない。特に人的リソースに多く依存する店舗や医療福祉、運輸、製造など影響は多岐にわたる。さらに、燃料費や資材高騰、借入金返済などがじわじわと財務を蝕むことになる。雇用不安が解消されず、残る社員の労働環境は悪化する。精神的疲労によるメンタルケアは別の問題になる。街のクリニックにも2、30代の若者が多く、感染不安をもつ高齢者の受診控えも発生しているように見受けられる。最近、共通テストの不正行為が発生したが、加害者個人の問題は免れないが、若者に多くのプレッシャーや焦りからくる社会問題も無視できないのではないだろうか。次世代を背負う若者には大学退学者も増加していることから挫折しても復活できる何らかのセフティーネットを検討すべきでは。失敗や挫折から学ぶことは多いものである
まん延防止続々と追加
新変異株の急拡大を受けて、首都圏などに続いて京阪神もまん延防止、検討中も含めて全国の約6割が対象となる。早くて2月中旬までのようだか現在の拡大情勢や3回目ワクチン接種遅れから春休み期間の解除は厳しいだろう。感染急拡大から保健所機能はすでに崩壊危機に陥っている。濃厚接触者も追えず、本人から自主的に症状報告するなど検討に。運用が新たなステージに入ったのである。自主的に報告の場合、連絡できないほどの急変した独り暮らしは自らが連絡不能で結果として放置にならないか心配がよぎる。まさかとは思うが、仮に放置なら以前の自宅待機の放置による経験が生きていないことになる。今回の対応策には注目が集まる。新しい政権の腕のみせどころでここは正念場である。GW商戦に間に合うようにと期待をよせる事業者は多い
諸行無常と考えると
平家物語の冒頭で有名な『諸行無常』。仏教の根本的な考えのようでもあるが、あらゆる事象はとどまることはなく、たえず変わるということ。上り坂の先は下り坂、下り坂の先には上り坂。変化を前提に物事を考えよと自らは解釈する。経営者には自然と備わっているが、会社員には備わっていない人がいるように映る。これは何も仕事や能力向上だけを言っているのではなく、人生の歩み方に置き換えればみんなにあてはまる。受験、就職、結婚、介護、親との別れなど人生にはたくさんの分岐点があるが思い通りにはいかないことも多い。しかし、失敗と思ったらかえってそれが次の良い結果につながることもまれにある。その場合、失敗ではなかったことになる。つまり失敗だと決めたのは自分である。小説家吉川英治の名言『朝の来ない夜はない』のように苦しい状況には終わりがあるため、自分なりに真剣に解決策を模索するようにまず自らが意識を変えれば自分の幸福度はかわるかもしれない。最近の社会不安は多くの人が感じており、企業に向けられることもあるが、行政や企業には限界があり、自分も含めて個人でも意識を変えていかねばなにも大きく変わらないのではないかと。あくまで私見であるが。。最近話題の人気アニメ主人公からの『人は心が原動力だから、、』の心を強くもつようにのメッセージには心が響く
Go to トラベル無期限延期
再開予定の観光刺激策Go to トラベルの無期限延期がすでに決定になりあまり話題にものぼらない。再開時期が予測がつかないのだ。観光業のみならず関連業種が特に大きく影響を受ける。燃料や材料高騰のみならず新変異株拡大により直近はもとより春休みからGWへの観光需要を奪う危険性も出てきた。今回の変異株は重症度は低いようだが感染力が強く、累積感染者数は従来型より上回る様相を示す。以前とは異なる傾向を示しているである。濃厚接触者が多すぎて、エッセンシャルワーカーなど多くの対象者が発生し一部で医療および介護崩壊が起きつつあり、とくに濃厚接触者の隔離方針が海外のように隔離不要にするなど方針転換が議論になっている。経済的ダメージに加え社会的機能不全という問題もはらんでおり、予断をゆるさない。ビジネスでは出社制限なども拡大エリアには再開することもある。他人事ではないので、対策を注視し戦略オプション準備は必要となる
黒字企業でもリストラが始まる
年末年始で落ち着いていた新変異株の急拡大が一部で発生してきた。緊急事態宣言、自宅隔離など医療崩壊に備えた準備が現実味を帯びてきた。過去の経験から早期に対応策が検討されている。一部の大手黒字企業までもが構造改革などを着手し、バブル入社組を中心に退職金上積みしリストラ加速、生産性向上をはかる。裏を返せばコロナ終息の予測が困難で新規事業や改革に苦戦し予想外に時間を要することも視野に入れているのであろう。未知の経験で過去のデータがあまり参考にならないとき、時代の波を掴む新たな視点が求められていくのかもしれない。とくに中小企業では何がベターかを導きだすのは結局感度の高い経営者の勘が救世主になったりして。データ依存からはあまり画期的なアイデアは生まれにくい。最初から先入観や制約がアイデアを妨げることになる。スマホ漬けからは感性はなかなか育たない。ある教授が唱える不便益は共感する。登山のように苦労して得るものが価値をもつこともある。便利や生産性ばかりを追い求めることがすべての企業に必要だと先入観は捨てるとアイデアは出る。ゼロベースで考えない思考が身についてはいないだろうか。これからはデジタル化が必須のような論調だが、中小企業にはかえってリテラシーをもつ人材不足からも、緊急事態のいまやるべきことはちがうことかもしれない。テレワークをやめる会社もでてきているようであることからも