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新年度がスタート
桜満開の季節、入社式が開催されており、新年度がスタート。感染拡大予兆あるも、三回目ワクチン接種も進み、行動制限解除で徐々に日常生活にもどりつつあります。しかしながら、さまざまな不安感は存在し、まだ一部の行動派に限定されている様子見のように体感しており、日常はコロナ制限中と変わらない人も多いのではないでしょうか。やはり次のGWに大きく増加しているかが気になるところ。足元では依然燃料や原材料高騰しており、コロナ融資返済や需要減少など課題山積。関西経営トップの新年度挨拶からもチャレンジ、積極性など若者に期待をよせているコメントが多く、失敗をおそれず新しい付加価値から活路を見いだす姿勢を拝見しました。これは何も大企業だけの問題ではなく、規模によらない問題とみています。特にITは必要ですが、それですべてが解決されるわけではありません。需要の少ない今だからこそ、社内の点検をして、次への戦いに備えることも必要かもしれません。先行き不透明な時代はこれから続いていくのです。経営の舵取りはますます複雑になることでしょう
来週よりまん延防止解除
世論の指摘からか接種スピードがあがり、高齢者の3回目接種が既に7割超、全人口の3割超を達成した。以前もワクチン接種のスピードアップと感染収束が同時期であった。関連性は定かではないが、類似の事態となっている。新種株の特徴を踏まえ、感染者数はまだ高いエリアもあり、病床率は前回では到底解除基準には達しないものの、国内外の状況などもありすべて解除となる。Go to トラベルも来月からスタートするが、過去の苦い経験よりエリアを限定する地域ブロック割引が始まる。Withコロナでの経済活動が試されていく。さまざまな緩和策のなかで感染拡大をとどめて経済をまわしていく。一度減少した需要は完全にはもどらず、新たな事業で埋めていく。経済団体もスタートアップ庁のような組織を提言し、スタートアップ企業(新興企業)の起業数や1000億の企業価値を有するユニコーンの企業数が5年で現在の10倍目標に据えるなど新規企業の育成に力を入れていきたいようす。まさに日本版スクラップアンドビルドの幕開けとなるが日本社会にひそむさまざまな課題が浮き彫りになってくる
ビジネス犯罪は相次ぐ
先日、大手自動車メーカーによる燃費試験などでデータ改ざんが発覚した。6年前にも別のメーカーによる同様のケースがあり、社会を驚かせた。その際には問題がないと回答していたが、そのころは既に改ざんが行われていた。そのほか大手証券会社の幹部が特定銘柄の相場操縦、大手旅行会社による「Go to travel」不正補助金受給も記憶に新しい。コンプライアンスの意識が高い大企業で発覚するのは皮肉なものである。数値目標達成、納期必達が原因の一端とも言われるが、極端な成果主義が背景にあるのではないのだろうか
大都市のまん延防止延長が現実味に
あと一週間で全国約7割の自治体まん延防止の期限を迎えるが、人口の多い首都圏、中部圏、関西圏においては感染数高止まりから3月下旬までの延長がいよいよ現実味を帯びてきた。リスクの高い高齢者の接種がまだ終わっていないことからも、一部地域はさらに4月にずれ込むこともあるとみている。タイミングが悪く、戦争による原油などさらなる値上げも重なる。とくに平和的要因が大きく影響する観光、中でも海外旅行需要はさらに遠のき、事業者の撤退や新規事業は余儀なくされよう。以前から話題になっていたワーケイションやオンライン旅行自体が少なくとも部分的に再考になるのではないだろうか。すでにプロジェクトをすすめている関係者にとっては死活問題。先行き不透明な時代、ビジネスを組み立てるとき、理屈ではないするどい感性が重要性をもつ。これからの人材スペックニーズ変化は徐々に起こっていくものとみている。人材需要の多様化はますます進んでいくことになろう
トリクルダウンは何処へ
以前、内閣が提唱した『トリクルダウン』。トリプルダウンと誤解してる人もいるが、これは経済理論である。簡単にいえば富めるもの(大企業)が潤えば、滴り落ちる果実をみんな(零細企業)に享受できる類いの考え方。大企業や富裕層はますます富を蓄積するが、下には落ちてこないどころか、ますます苦しくなり、格差が増大していることは火を見るより明らか。何人もの人はすでに疑問を感じており、理屈ではシャンパングラスタワーを連想するが、現代の経済活動では単純なものではなくグラス自体が拡大するのである。いくら待っても落ちて来ないのだ。提唱した人を責めるのではなく、さまざまなことに疑問や興味をもち早く気づいて自らを柔軟に見つめ直していくことがVUCA時代には大事とみている。インプットされていないとアウトプットの精度はおのずと低くなる。座学から得た知識は過去の遺産であることもあるため、現代に当てはめる際には細心の注意が必要となる。苦労や失敗経験が多いと、ここで力が発揮され、偶然かもしれないがアイデアがおりてくる不思議なことがある