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パワハラ防止法義務化はじまる
これまで大企業のみだか、今月4月からすべての企業でパワハラ防止法が義務化された。従来より職場ハラスメントは当たり前のようにあったが、労働者も忍耐でなんとか乗り切ってきた。思えば当時は年功序列で上の先輩から励ましてくれるためよく飲みにつれていってもらったことでストレスの大半が解消されたことを思い出す。上司も指導に力が入っていた。上司も部下も先輩もコミュニケーションがとれていて、組織で支えてもらい、後輩にも伝えてきた。仕事の進め方というより精神的な応援が記憶にあるが、それでも明日への活力をいただいた。時代の変化を感じたのは12年ほど前に転職活動をしていたときの話。ある会社の面接で、歳がひとまわりくらい下の採用責任者らしき人との会話で人一倍成果をあげ地位を獲得した自身の自慢の挙げ句の果てにボクの志望動機などを聞いて説教までされた初めての経験。通常面接官が意見や説教することはあまり聞かない。だれもが聞いたことがある大手外資系企業の面接官にまだ部下でもない外部人間に対して今で言うパワハラの類いを受けたと感じた偶然のできごと。きっと部下にも同様のパワハラは実施されてると恐怖を感じた。極端な成果主義から形成された人格モデルケースがいまでも脳裏に残る
大都市のまん延防止延長が現実味に
あと一週間で全国約7割の自治体まん延防止の期限を迎えるが、人口の多い首都圏、中部圏、関西圏においては感染数高止まりから3月下旬までの延長がいよいよ現実味を帯びてきた。リスクの高い高齢者の接種がまだ終わっていないことからも、一部地域はさらに4月にずれ込むこともあるとみている。タイミングが悪く、戦争による原油などさらなる値上げも重なる。とくに平和的要因が大きく影響する観光、中でも海外旅行需要はさらに遠のき、事業者の撤退や新規事業は余儀なくされよう。以前から話題になっていたワーケイションやオンライン旅行自体が少なくとも部分的に再考になるのではないだろうか。すでにプロジェクトをすすめている関係者にとっては死活問題。先行き不透明な時代、ビジネスを組み立てるとき、理屈ではないするどい感性が重要性をもつ。これからの人材スペックニーズ変化は徐々に起こっていくものとみている。人材需要の多様化はますます進んでいくことになろう
テレワークがもたらしたものは
テレワークが縮小する動きも一部出てきている。コロナ禍で注目を浴び、多くの企業が導入し、さまざまな問題も使いながら実感した。業種、部署、従業員など利用範囲、組織のITリテラシー、セキュリティなど多くの経験をした。顧客との深い接点が重要な営業部門ではテレワークに評価を与えたところや段階的緩和もあり従来式の会食や対面打ち合わせも依然元の状態には戻っていない中、ますます企業間格差は広がり、スピード感も様々でデジタル化も一様ではなく多様化していくことになる。働き方改革の後押しもあり、特にWeb会議やAI電話、グループウェア、クラウド会計などIT化業務改革意識がすすみ、またサプライヤーサイドも市場拡大を見据えてサービスの投入が積極的であり、やや過剰感は否めない。しかしながらサービスに対する顧客の理解がまだまだ限定的である。近年、企業内の社員教育への投資が消極的でもあり、「社内教育に頼らず、自主的に向学心旺盛な社員」を歓迎する流れがますます進むきっかけになり、受け身でサービスを使いこなせないデジタル難民が企業活動に影響を与えることも見える化される。将来的にはデジタル難民は徐々に居場所はなくなっていくことになるだろう
多様化人材登用の予兆がでてきた
低迷にあえぐ飲食店大手で、外国人積極的登用がおこなわれている。先行き不透明な中、社内を変えるのに外国人に期待している。国内店舗での接客で、語学ではなく、仕事に対する向き合い方で期待するのだ。Noと言えず自分の主張の少ない日本人より、母国から単身でやってきている外国人の方が会社を成長軌道にのせるとみている。苦労して乗り越えてきている人を自国民より優先した。協調性より自主的で周囲に流されず、自分で決断したことが価値を持つのかもしれません。転職回数がかえって苦労した回数と捉えられる人もいるでしょう。新しいビジネスモデルは過去の価値を否定することからはじまりゼロベースで考えるため過去の成功より失敗が役に立つのです。従来の文句を言わず、疑問を持たず、言われた通りチームに溶け込む人材では改革が前に進まず、幹部がすべてシナリオまで書くことに限界をかんじはじめたのかもしれない。世界各地で拡大するビジョンハッカーは社会貢献を再構築する動きで巨大財団まで支援をするなど国のトップダウンから民衆のボトムアップで変えていく類いの活動はまだまだ氷山の一角だが、今までないムーブメントが起きてくる気配がする。共通するのは多様化であり、今まで変えてこられなかった現役への挑戦状に映る。コロナ禍でタイムリミットが少なくK字回復で結果を出せない大手企業から、幹部クラスも含め会社人材の総点検も徐々に始まるだろうと予測する
副業、兼業はうまくいくのか
以前に比較して企業の副業、兼業への動きは始まっているが本当に進むのだろうか。ちなみに副業と兼業の定義はないようだが、個人的には副業は本業の休暇日の空き時間に行い、兼業は兼業農家のように農家とサラリーマンを時間、期間を分けて行うイメージをもつ。労務管理やセキュリティなどまだまだ乗り越えるハードルは高い。企業内での促進の動向は個人ではコントロール不可で企業任せである。年収減少による補填で、空いている時間に運送やコンビニ、倉庫など将来の本業にならない仕事をやるのは収入補填という目的で会社の同意を得るのも比較的明快である。しかし、将来本業の布石で行う副業は注意すべきであろう。特に同業での副業の場合、自宅環境でデザインやプログラム開発、動画配信などIT関連が盛んだが、情報漏洩やセキュリティ面だけでなくあくまで今保有する能力を切り売りするものであり、ITのような技術の世界はさらなる能力アップやインプットする時間がないと、いずれ新しい才能にすぐに飲み込まれ、陳腐化し付加価値が減少していくことも再認識しておこう。本業や副業で時間が奪われている中、さらなる時間を捻出するのはなかなか続かない。目先の時間を使い、レベルアップの機会を奪うことになることは考えておくべきだろう。IT分野は有望だが、革新のスピードが特に速く、自己研鑽がなければ、壁にぶつかる甘くない世界。IT関連での起業は多いが、倒産も多い。副業、兼業を行う前に、時間は有限であり、目的を見失わないようにしたいものである