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新年度がスタート
桜満開の季節、入社式が開催されており、新年度がスタート。感染拡大予兆あるも、三回目ワクチン接種も進み、行動制限解除で徐々に日常生活にもどりつつあります。しかしながら、さまざまな不安感は存在し、まだ一部の行動派に限定されている様子見のように体感しており、日常はコロナ制限中と変わらない人も多いのではないでしょうか。やはり次のGWに大きく増加しているかが気になるところ。足元では依然燃料や原材料高騰しており、コロナ融資返済や需要減少など課題山積。関西経営トップの新年度挨拶からもチャレンジ、積極性など若者に期待をよせているコメントが多く、失敗をおそれず新しい付加価値から活路を見いだす姿勢を拝見しました。これは何も大企業だけの問題ではなく、規模によらない問題とみています。特にITは必要ですが、それですべてが解決されるわけではありません。需要の少ない今だからこそ、社内の点検をして、次への戦いに備えることも必要かもしれません。先行き不透明な時代はこれから続いていくのです。経営の舵取りはますます複雑になることでしょう
トリクルダウンは何処へ
以前、内閣が提唱した『トリクルダウン』。トリプルダウンと誤解してる人もいるが、これは経済理論である。簡単にいえば富めるもの(大企業)が潤えば、滴り落ちる果実をみんな(零細企業)に享受できる類いの考え方。大企業や富裕層はますます富を蓄積するが、下には落ちてこないどころか、ますます苦しくなり、格差が増大していることは火を見るより明らか。何人もの人はすでに疑問を感じており、理屈ではシャンパングラスタワーを連想するが、現代の経済活動では単純なものではなくグラス自体が拡大するのである。いくら待っても落ちて来ないのだ。提唱した人を責めるのではなく、さまざまなことに疑問や興味をもち早く気づいて自らを柔軟に見つめ直していくことがVUCA時代には大事とみている。インプットされていないとアウトプットの精度はおのずと低くなる。座学から得た知識は過去の遺産であることもあるため、現代に当てはめる際には細心の注意が必要となる。苦労や失敗経験が多いと、ここで力が発揮され、偶然かもしれないがアイデアがおりてくる不思議なことがある
諸行無常と考えると
平家物語の冒頭で有名な『諸行無常』。仏教の根本的な考えのようでもあるが、あらゆる事象はとどまることはなく、たえず変わるということ。上り坂の先は下り坂、下り坂の先には上り坂。変化を前提に物事を考えよと自らは解釈する。経営者には自然と備わっているが、会社員には備わっていない人がいるように映る。これは何も仕事や能力向上だけを言っているのではなく、人生の歩み方に置き換えればみんなにあてはまる。受験、就職、結婚、介護、親との別れなど人生にはたくさんの分岐点があるが思い通りにはいかないことも多い。しかし、失敗と思ったらかえってそれが次の良い結果につながることもまれにある。その場合、失敗ではなかったことになる。つまり失敗だと決めたのは自分である。小説家吉川英治の名言『朝の来ない夜はない』のように苦しい状況には終わりがあるため、自分なりに真剣に解決策を模索するようにまず自らが意識を変えれば自分の幸福度はかわるかもしれない。最近の社会不安は多くの人が感じており、企業に向けられることもあるが、行政や企業には限界があり、自分も含めて個人でも意識を変えていかねばなにも大きく変わらないのではないかと。あくまで私見であるが。。最近話題の人気アニメ主人公からの『人は心が原動力だから、、』の心を強くもつようにのメッセージには心が響く
黒字企業でもリストラが始まる
年末年始で落ち着いていた新変異株の急拡大が一部で発生してきた。緊急事態宣言、自宅隔離など医療崩壊に備えた準備が現実味を帯びてきた。過去の経験から早期に対応策が検討されている。一部の大手黒字企業までもが構造改革などを着手し、バブル入社組を中心に退職金上積みしリストラ加速、生産性向上をはかる。裏を返せばコロナ終息の予測が困難で新規事業や改革に苦戦し予想外に時間を要することも視野に入れているのであろう。未知の経験で過去のデータがあまり参考にならないとき、時代の波を掴む新たな視点が求められていくのかもしれない。とくに中小企業では何がベターかを導きだすのは結局感度の高い経営者の勘が救世主になったりして。データ依存からはあまり画期的なアイデアは生まれにくい。最初から先入観や制約がアイデアを妨げることになる。スマホ漬けからは感性はなかなか育たない。ある教授が唱える不便益は共感する。登山のように苦労して得るものが価値をもつこともある。便利や生産性ばかりを追い求めることがすべての企業に必要だと先入観は捨てるとアイデアは出る。ゼロベースで考えない思考が身についてはいないだろうか。これからはデジタル化が必須のような論調だが、中小企業にはかえってリテラシーをもつ人材不足からも、緊急事態のいまやるべきことはちがうことかもしれない。テレワークをやめる会社もでてきているようであることからも
原油価格高騰は大きなリスク
クリーニングや運送はよく例に挙げられるが、原油価格アップで材料、素材、燃料、包材など影響を与える裾野は広い。商品やサービスの価格や内容変更検討も視野に入り得る重要なリスク要因になる。感染収束傾向でようやく営業制限が徐々に緩和され年末商戦に期待をよせるも不安要素になる。前回の価格高騰とは異なり、消費税が2%上がり円安も進行していることから、実質的に大幅な値上げになるにもかかわらず、消費喚起で値上げが実施しづらい環境である厳しいタイミングでのネガティブ要因であり経営戦略の見直しも必要になる。VUCA時代に合わせた従来思考からの転換がますます重要性を増していく