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2022-06-23 10:30:00

属人的な業務が原因なのか

地方にある数少ない、住民の誇りとまで云われている病院において一人の経理担当者による着服1億5000万円が明るみになった。アイドルに会うためなど私的利用目的であるという。このニュースを皆さんはどう感じましたか?個人的に前回投稿のテレワークが進まない背景のひとつに業務の属人化をあげたが、ここにもあてはまるのではないだろうか。今や、大きな病院に普及する精算機が導入されておらず、いまだに医療費受取を利用者からのカードや端末決済は採用されておらず窓口現金のみ収受し、当容疑者にすべて一元管理するようなフローになっていたという。長年従事していたのか信頼のもと、任せておりチェックがきかない丸投げ状態。まさにこれが業務の属人化であり、病院のような複雑な会計だからこそ、不正を見抜ける人材が不足していたのであろう。巧みに帳簿操作などをして関係者を欺いた本人はこれから社会的制裁を当然受けるだろうが、多額で大半を消費している事実からも返還に期待がもてない病院経営にはあまりに大きなダメージを受け、結局困るのは何の落ち度もない住民であり、対策を未然に防止できなかった経営者への追及も避けて通れないことになる

2022-03-07 08:00:00

ビジネス犯罪は相次ぐ

先日、大手自動車メーカーによる燃費試験などでデータ改ざんが発覚した。6年前にも別のメーカーによる同様のケースがあり、社会を驚かせた。その際には問題がないと回答していたが、そのころは既に改ざんが行われていた。そのほか大手証券会社の幹部が特定銘柄の相場操縦、大手旅行会社による「Go to travel」不正補助金受給も記憶に新しい。コンプライアンスの意識が高い大企業で発覚するのは皮肉なものである。数値目標達成、納期必達が原因の一端とも言われるが、極端な成果主義が背景にあるのではないのだろうか

2021-07-21 08:00:00

朝令暮改は迷いのあかし

五輪楽曲制作担当者の過去における障がい者に対するいじめ行為が、五輪の多様性や調和の理念に反するなどとし、辞任に至った。五輪委員会会長の不適切発言はじめ、またもや、倫理感が辞任に至る事態に発展した。近年は以前に比べて差別発言やいじめなど社会の目を意識した言動が求められ、地位剥奪や企業倒産に至る社会的制裁を受けることがある。決断を行う会社トップにはますます経営上のリスクマネージメントとして社会倫理や道徳をあらためて認識してみてはいかがだろう。以前の常識が今では価値が減少していることもある。例えば以前は当たり前の『全員強制だが個人負担なしの飲み会』がいまや『参加自由の個人負担の会費制飲み会』にいつのまにか変貌しており、昔を思いだす瞬間がある。過去の先入観に意外としばられていて、いつも即断即決をしていないか。1日考えると違う答えがでることもある。経営にはベストな答えはなく、いつもベターな答えを選んでいると考えている。朝令暮改はそのために起こると考えれば、印象は変わらないだろうか

2021-07-19 13:50:00

不祥事はエリートだけの問題なのか

大臣による金融機関や酒類販売関係者への飲食店向けコロナ対応働きかけや酒類取引停止依頼が周囲からの不満続出などから発言撤回した今でも、連日メディアで取り上げられるほど話題にのぼる。大臣の責任はあるが、有能なスタッフやブレーンがおり、反対の意見がでないことが不思議である。省庁をまたいで、文書までも存在し、自治体まで渡っており、多くの行政や法律に精通したプロ行政マンの目を通過させる『なにか』に興味がある。企業においても、一部で見えざる力が働き、提案が却下されたり、方針転換することはある。大臣の追及ばかりでなく、事態究明にも目をくばってもらいたい。同様の事態が企業にも発生しているかもしれない

2021-07-02 08:00:00

組織関与と疑われる企業倫理が明るみに

和食レストランチェーンの販売商品の賞味期限改ざんと電機メーカーの鉄道車両の空調設備検査データー改ざんと次々に大手企業が関与する企業不祥事が判明した。企業の風通しの悪さなどいずれも組織ぐるみと問題視されている。一方は判明後早期に創業者辞任などが示すように重大なビジネスリスクと受け止め会社の業績を大きく損なう可能性が否めないほどの影響力を考えたが、他方は過去にも異なる設備で同様の改ざんがあったにもかかわらず繰り返した。顧客の要望を満たしていないにもかかわらず、よく同様のケースで発せられる『安全性には問題はないとか、健康には問題なく被害は報告されていないの類い』であり、あくまで自社基準や自社目線であり、客観的な視点である商品などの規格に違反しているか否かも知らせてしかるべきとはと思う。コロナ環境下でのリスク要因がさらに高まる中、アフターコロナに向かうこの時期でのトラブル発生はタイミングとしては非常にダメージが大きい。多くの企業には、さまざまなしがらみが存在し、なかなか内部から組織改革をすることはハードルが高いことであることは過去にも述べてきた。今後も一部の背伸びをして業績などをよく見せてきた企業のほころびが出てこないことを願いたい

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2023.12.06 Wednesday