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2021-08-10 16:30:00
社員も安泰ではない
今年21年4月に300人以上常勤社員の大企業に『中途採用者比率の公表義務化』がすでに実施されている。これにより、中途採用に対する積極性が明らかになっていく。経済界のトップがジョブ型雇用に移行していく類いの発言もあったように、日本式のメンバーシップ型雇用の終焉を意味する。一括採用、一括教育で大企業は人材育成を実施してきたが、これからは即戦力になる新人や中途採用を行い、育成に対するコスト配分にメリハリをつける。外資系企業への流入を意識し、能力に投資をし、優秀な新入社員にいきなり年棒1000万円も。しかしながら、従来の新入社員は単なる未経験者として扱われ、優秀なパートより時給で劣ることもあり得る。会社が育てる時代から、個人の自主性でスキルアップの申告を会社にする時代になってこよう。人と同じ能力では価値を下げAIやパートに代替され、人とは異なる能力で会社に貢献していく。これはなにも新人に限らず、ベテラン社員も同様で役職や年齢に期待されるパフォーマンスがシビアに見られ、人材の削減や流動化は大企業から進行すると予測する。中小企業においては優秀人材の引き抜きも視野にいれていかねばならない。いよいよサラリーマンも気楽な稼業ではなくなっていく