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2020-10-26 09:00:00
会社改革が始まっている《PART2》
上場会社の事業売却が前年比5倍以上の勢いで進んでおり、成長分野の見極めが進んでいる。中小企業には大企業グループへの依存が高い会社があるが、取引先としての動向を注視しておくことが危機管理の一歩といえる。リーマンショックの頃は時間とともに業績回復はみられたが、今回はコロナ収束時期の予測が難しいこと、テレワークなどで直接営業の機会が減ったこと、感染者対策を講じる必要があること、政府によるIT化デジタル化推進への対応が迫られていること、上記の連鎖倒産の危険性があること、為替や輸入コストの不透明感、取引先マインド減退など過去に例を見ない経営環境リスクが存在します。事業整理や経費削減など最善を尽くした後、リストラなど組織のスリム化を実行し会社改革をするか改革をせず衰退撤退をするか経営者として難しい判断を強いられているようにうかがえます。