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2020-11-22 09:00:00
左脳型人材集団の限界
組織が大きくなると左脳型マネジメントが主流になる。調査分析に基づいた論理的思考、ロジカルシンキングを好む。絶えず意見の根拠を求められる。MBA教材などから教わる類いの経営の正論を用いて成功確率をあげるプロセスを経て意思決定をされることが多くなる。失敗を避けて経営ダメージを最小限にする。正論を指摘するのはハードルが高く、最悪ミスをした時も言い訳がきき、無意識に自らの立場を守れる防御反応がはたらく。株主、社員、取引先、仕入先など関係者にも説明機会があり、なかなか改革が思いきれない。つまり、背負うものが多く、制約があるからそのような組織が増える。一方、右脳型人材は直感的で根拠がないといわれ、上にはなかなか上がれない。積み上げ型思考ではないから、奇をてらった独創的な戦術は生まれやすい。自らが株主であるオーナー創業者にはこちらのタイプの人が比較的シニア層で見られる。先行き不透明な社会が到来しているときには右脳型人材からの意見を参考にすれば魂を取り戻す熱き集団に生まれ変わると考える。一度正論から離れ、異論にも、耳を傾け、直感をぶつけ合ってもいいのではないか。戦国武将武田信玄の軍師山本勘助は自分の直感を信じて行動したといいます。確証はないがここから『確かな根拠がなく、推し測る、憶測』意味を表す《当て推量》のことをヤマカンという言葉が生まれたそうです