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2020-11-27 09:00:00
ランチェスター戦略を学ぶ
いま、ランチェスター戦略の書籍が書店に並ぶ。戦略といえば「孫子の兵法」が有名だが、戦争を思想や観念など定性的でなく、統計的に定量的にとらえたのがランチェスターである。簡単に言えば市場でトップシェアの強者とそれ以外の弱者を定義する。企業規模でなく細分化された市場であり、強者と弱者は入れ替わることもある。特に弱者は、①基本戦略は「差別化戦略」②商品戦略は重要なテーマを絞る「一点集中主義」③地域戦略は勝てる市場を探すか創る「局地戦」④流通戦略はコミュニケーションを多くとる「接近戦」⑤顧客戦略はライバルが少ない市場や顧客を狙う「一騎打ち戦」⑥戦法は敵の裏をかく奇襲をかける「陽動戦」となっている。会社の方向性を検討する際には一度概要だけでも読み込むべきと考える。日本の戦国武将から学ぶことも多いが、理論をむつかしく考えず簡素化してもいいので取り込めるものはとりこむべきである