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2020-11-28 09:00:00
再就職支援を甘く見てはいけない
採用面接時に担当者は該当部署に馴染むかをイメージしている。短時間で個人の能力を判断するのは所詮無理があり、マネージャーやメンバーとの相性など気にかけることがある。それを会社と同じ方向と解釈したり、チームとの調和と言ったりする。通常中小企業では能力が高すぎるのは使いにくく困るのである。歯車になってもらえる従順な人がよい。だから、大企業出身者は中小企業転職ではあまり長く続かない。本人はプライドが高く、上司やメンバーとの調和がうまくいかない。大企業リストラでは早期希望退職で再就職支援を用意されてさも転職がスムーズにいくようにイメージするが、受け身で勝手に求人が提案されてくると思ったら、大間違い。職業紹介がメインではなく、コンサルタントが履歴書の書き方や面接アドバイスなどテクニックをレクチャーするあくまでも支援でヘッドハンティングのように紹介はされない。基本的に自らが積極的に求人開拓する気がなければ、支援期間終了となることもある。世の中の厳しさをきっと痛感することになる。ちなみに基本知識として、人材紹介会社には3種類ある。一番知られている『一般紹介、登録型』は企業は求人依頼を、求職者は求職依頼を行い、条件にあった企業を紹介するもの。ヘッドハンティング、エグゼクティブサーチと呼ばれる『サーチ型』は、企業の依頼で現役人材を探して、引き抜いてくるもの。『アウトプレースメント型、再就職支援型』は雇用継続が困難な人材に対して、再就職ができるように支援やアドバイスを在籍企業の費用負担にて行うものである