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2021-03-27 08:00:00
外部監視社会がやってきている
データ改ざん、パワハラ、粉飾決算、法令違反、公的支援金不正受給など企業不祥事は刑事事件化されるほどメディアで大きく取り上げられても依然発生しています。長年不正は把握していながらも発表されず、結果として企業イメージ失墜や最悪倒産に至るような事例も生まれております。いまだにネガティブ情報が公開しづらい社会であることから情報公開後進国であることを認めざるを得ません。しかしながら近年ではコロナを通じて以前の価値観が徐々に変貌し始めております。繰り返しますが五輪委員会差別発言に伴うトップ辞任、聖火ランナー辞退など世論の意見や勇気ある個人の主張が行われ企業や組織における外部監視の流れが徐々に進んでおります。倫理観もビジネスリスクになる時代となってきました。コストだけでなく人権や倫理なども経営課題の重要な要素です。SNSなどソーシャルメディアが一般化した今、業務や財務改善など内部要素だけでなく、経営に影響を及ぼす可能性のある外部監視も意識していかねばならなくなるでしょう