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2021-03-30 13:00:00
どうして行政不祥事が続くのか
厚労省の高齢者福祉担当部署職員による深夜までの歓送別会実施が判明した。飲食店時短要請中に3時間終了時間延長して、大人数で会食していた。部署は異なれど、コロナ自粛生活のまさに旗振り役の省庁が実施した意味合いは他の不祥事とは次元が異なる。指導監督の説得力がもたなくなる。組織に与える影響は大きく、民間企業ならば相当重い処分である。国民のためにという公務員としての使命が組織の見えない力に飲み込まれていくのかもしれない。対象者個人は当然だが部署責任者の罪は重い。民間企業で管理者に求められる結果責任やコミットメントが弱いのではないか。責任者個人での絶大な権限や良い結果に対する好評価はあるが、クレームやミスに対する指導責任が民間企業に比べて弱いように見える。リスクに対する当事者意識を今一度考えていただきたい。同じ省庁だけでなく、頑張っている公務員に対する影響を与えるとは思わないのだろうか。公衆に奉仕する公僕としての公務員には管理者も含め、道徳や倫理教育やボランティアがいま一度必要なのかもしれない