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2021-04-29 08:30:00
資本主義の形が変わっていく!?
現在のコロナ禍では、経済が大きなダメージを受け、過去最大規模の支援金や支援策が行われている。人の行動は制限されない「準社会主義?」ではないかと誤解するほどだ。SDGsが世界共通目標で環境問題、人権倫理など話題になっている未来の中心テーマは社会問題の解決である。社会的な責任の上に資本主義や競争社会が成り立っていくのだ。過剰な資本主義により多くの犠牲を伴い、先送りしてきた国際課題として社会問題は不可避である。身近な例だと従来では新たな更地の上に高層マンションを作ったが、空き家対策として町家リニューアルし、空間や道路幅を広く設けたものができ、経済より環境や心の豊かさが優先される社会が訪れるかもしれない。そうなれば、従業員の求められる資質も能動的でクリエイティブなどおのずと変わる。指示待ち社員の大半は不要で、自ら決断やリスクを負えるような社員が高給で迎えられることも。そう単純な方向にはいかないが、要は今までの従業員として求められる価値観が変わるのではないかと感じる。さらに部下の業績管理中心の管理職は厳しく、自らが行動しつつ部下を指導するリーダーが現れて来るのではないかと予測する。従来のように業績が悪い社員を左遷するだけの一部の管理職に高給を支払う余裕がないのだ。採用面接から研修、OJTなど多くの時間やお金をかけて、作り上げてきた会社としての人材を会社への十分な理由なしに管理者の個人的な評価で配置転換がやりづらくなるだろう。少数精鋭部隊の一員の指導は重要度を増す。人材の入れ替えや人材派遣などを安易に選ばず、シニア社員が早期に後進へバトンを渡し、昔のような形は違えど人材開発をもとめていくような社会が再来することを望み、次世代の若い人のチャンスを与えてもらいたいものである