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経営者目線で仕事するって何なのか《PART2》
以前の続編ですが、この問題はまだまだ奥が深そうだ。周囲を見渡し、「経営者目線で。。。」という言葉は上司からの指導で使われていないだろうか。あいまいでなんとなく指導をしていそうな効率の良い言葉である。指導力に注意が必要かもしれない。言葉の使用者が経営者でもなく、経営者から回答をヒアリングしていたらともかく正解をもちあわせていないこともあろう。質問者に質問をする話のすり替えの類に映る。一見わかるようでわからないし、上司に具体的な内容をおしえてもらいにくい、聞けばこんなこともわからないのかと言われそうな厄介な言葉で、考えに悩むめんどうな依頼なのだ。経営者でもない新人にはわかるはずがなく理解できなくて当然なのだ。今風に言えば軽いハラスメントに感じる人もいるだろう。社会ではこのような経験していないことや伝聞情報やセミナー研修、書籍情報をもとに説明を受けることがあるが、自らの経験していないことがわかるため、マニュアル感があり言葉に力や自信が感じられず、心に響かない。その点自らのオリジナル失敗経験や体験談はその人目線の考えが盛り込まれ、説明が上手でなくても何か興味を示さないだろうか。百聞は一見にしかずである。また対面営業が中心の生命保険会社の業績が飲食観光業界に比較してあまり大きな影響を受けておらず、業界によって時差出勤などでアポがとりにくくなるなか、対面営業縮小が起こりはじまるのでは。SNS時代では以前のような具体的なアドバイスなく、放任型精神論および根性論による営業指導手法が徐々にアフターコロナで変貌を余儀なくされていくのではないか。一方、管理職の必要な能力のなかで、「ITはよくわからない」では通用しなくなることとなろう。プッシュ型営業からプル型営業に変わる業界では、営業の社内における絶大な力学は徐々に変わるかもしれない。従来の価値観は転換点にある。『経営者目線』というワードを聞くとき、何か心がざわついてしまう