最新の投稿
2021-07-04 08:00:00
社外目線が本格的に求められる社会が始まる
先日の会社データ改ざん不祥事で、1社は組織関与を潔く認め、経営トップの交代をすばやく決定したが、もう1社が記者会見など説明責任を果たさず、時間稼ぎをしていたが、鉄道車両の安全性にも関わる問題で関係省庁からの指摘を受けたこともあり、30年以上にわたる組織関与を認めざるを得ないこと等から社長辞任に至った。外部からの圧力には屈せざるをえなかったのだろう。コンプライアンスを法令や社内規則遵守だけと理解する人は多いが、加えて社外の倫理や常識も無視をできないほど、社会の感覚や感性が無視できない時代が到来し、経営トップのセンスは重要な資質になってこよう。ちなみに再発防止策として今後は社外弁護士主導の調査委員会設置と社外視点での実態解明を実施するとしている。