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2021-07-12 09:00:00
旅行業界の苦戦が続く
大手旅行会社の中間決算が発表された。旅行以外に、飲食、旅館再生、太陽光パネル販売など新規事業を手掛けたが、業績貢献までは至っていない。本業の海外旅行はゼロの月もあるようだ。資産売却やリストラなど経費削減も限界があり、今はキャッシュ確保に積極的だ。しかしながら、国内は年末、海外は来春からの回復を予測しており、2022年の黒字に向けた改革を着々と進める。このような積極的な改革を着手できるのは一部であり、大半はリストラや経費削減、借入を限界まで行い、需要回復まで消極的にならざるをえないのだろう。旅行者の意識も徐々にかわり、ダメージを受けた交通機関や宿泊施設に依存するだけにその回復がコロナ前水準には期待が持てない以上、一部は倒産、事業転換や事業撤退は自然の流れになるのではないかとみている。一般消費者にもなじみのある業界であり、改革の変遷をさらに注視していきたい