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五輪選手から学ぶ
具体的な内容は省略するが、あるテレビ放送で事実と異なる不適切表現をおこなった。取材内容の裏付けを行わず、放送をおこなったようである。上司への報告もせず、現場で自分なりに脚色していた。従来から企業において類似案件は大なり小なりあることで決して珍しいことではない。問題はメディアという事実を可能な限り忠実に伝える役割のある場面で行われたこととみている。報連相やコミュニケ―ション不足から起こるトラブルは組織が大きくなればなるほど脆弱になるのはある意味仕方がない。いくらITが進もうとニュアンスや思いをすべて伝えることは不可能であり、大きくなれば伝言ゲームのようにおのずとずれは生じるのである。長年時間的な制約の中、業務を携わってきたプロが取材の裏付けということを忘れることがあり得るだろうか。それより上司にも伝えなかった一連の事象に至った動機に興味がわく。あなたはこのニュースをどのように感じましたか?現代は多くの情報を得られることはできるが疑問を持つことが少なくなってきたように思える。いつもコメンテーターやインフルエンサーなどのコメントを自分の意見として安易にとりいれていないだろうか。考える訓練を放棄し、コピペばかり習慣化していると、いざ自らが判断をするときに先入観が支配したりついつい身近な他人の意見を取り入れたり楽な道を選択することになりがち。効率化ばかりを追い求めていると無意識にそのような思考になるのではないかと感じる。例えば同僚などと飲食をしたときに、いつも「僕も同じものを」と自分の食べるものまで自らの意見を放棄していないか。テレビを見ていて自分をたえず向上させようと効率ばかりを求めず努力を重ね、周囲とのチームワークを重んじる五輪代表選手には一般人より備わっている何かがあるように映り学ぶことは多いものである